脂質異常症は自覚症状がほぼなく、気づかぬまま動脈硬化が進行するリスクがあります。しかし、適切な運動習慣で、数値の改善が十分に期待できます。
水口・甲賀市でフィットネスを検討している方に向けて、スポーツ科学の専門家が脂質異常症と運動の関係をわかりやすく解説します。
- 脂質異常症は、有酸素運動で中性脂肪を燃焼し、筋力トレーニングで代謝を上げることで改善が期待できます
- 有酸素運動は週3〜5回・30分が目安。特に中性脂肪には有酸素運動が直接的に効きます
- LDL(悪玉)コレステロールには食物繊維と良質な脂質の摂取が重要です
- 一人で続けるのが難しければ、スタッフがいるジムの仕組みを活用するのが最短ルートです
脂質異常症とは──健康診断でどの数値を見ればいいか
脂質異常症とは、血液中の脂質(コレステロールや中性脂肪)の値が正常範囲を外れた状態を指します。自覚症状がほぼなく「気づいたら動脈硬化が進んでいた」というケースも少なくないため、健康診断での早期発見がとても重要です。
健康診断でチェックすべき主な数値は以下の3つです。
血管壁にコレステロールを蓄積させ、動脈硬化を進行させます。心筋梗塞・脳卒中の主な原因です。
血管壁の余分なコレステロールを回収します。値が低いほど動脈硬化リスクが上がります。
食べすぎ・飲みすぎ・運動不足で増加します。高値が続くとメタボリックシンドロームや脂肪肝のリスクが高まります。
これらの数値が異常値のまま放置されると、動脈硬化→心筋梗塞・脳卒中というリスクに直結します。「数値がちょっと高いだけ」と油断しないことが大切です。
なぜ脂質の数値は乱れるのか
脂質異常症の原因は、生活習慣と体質の両方が絡み合っています。自分にどの原因が当てはまるかを把握することが、改善の第一歩です。
- 🍟食生活の乱れ
揚げ物・バター・加工肉などの飽和脂肪酸の過剰摂取はLDLを増やし、糖質・アルコールの過剰摂取は中性脂肪を増加させます。食物繊維の不足もコレステロール排出を妨げます。 - 🏃運動不足
運動不足により中性脂肪が分解されにくくなり、血液中の脂質が増加します。また、HDL(善玉)コレステロールは運動によって増えるため、運動不足はHDLの低下にも直結します。 - ⚖️肥満・内臓脂肪の蓄積
内臓脂肪が増えると、肝臓でのコレステロール・中性脂肪の産生が増加し、血液中の脂質バランスが崩れます。 - 😴ストレス・睡眠不足
慢性的なストレスは脂質代謝を乱すホルモン分泌を引き起こします。睡眠不足も同様の影響があります。 - 🧬遺伝的要因
家族性高コレステロール血症など、体質によってLDLが高くなりやすい方もいます。その場合、生活習慣の見直しがより重要です。
運動で脂質の数値が改善できる理由
脂質異常症に対して運動が効果的な理由は、大きく2つあります。①有酸素運動が中性脂肪を直接燃焼すること、②筋力トレーニングで筋肉量が増えることで代謝が上がり、脂質が消費されやすい体になることです。
さらに、継続的な運動習慣はHDL(善玉)コレステロールを増加させる効果も確認されています。
HDLを増やす
ウォーキング・エアロバイクなどの有酸素運動は、中性脂肪をエネルギーとして直接消費します。継続することでHDL(善玉)コレステロールの増加も期待でき、脂質バランスの改善に効果的です。
脂質が燃えやすい体に
筋肉量が増えると安静時の代謝(基礎代謝)が上がり、日常的に脂質が消費されやすくなります。全身のマシントレーニングで無理なく筋肉量を維持しましょう。
出典:日本動脈硬化学会. 動脈硬化性疾患予防ガイドライン2022年版. / Kodama S, et al. Effect of aerobic exercise training on serum levels of high-density lipoprotein cholesterol. Archives of Internal Medicine, 2007.
水口・甲賀市のフィットネスジムで始めるサポート体制
「運動が大事なのはわかった。でも一人では続かない」——これが多くの方の現実です。
甲賀市水口にあるAnchor Life Fitness(アンカーライフフィットネス)貴生川店では、生活習慣病の改善・予防を目的としたフィットネスをトータルでサポートしています。
当ジムにはイタリア製の高機能マシン「テクノジム(Technogym)」を導入しています。マシンの画面が使用重量・回数・セット数・休憩時間・運動速度をリアルタイムにガイドしてくれるため、初めての方でも正しいフォームで無理なく続けられます。有酸素系マシンも充実しています。
近隣の医療機関と連携しており、健康診断の結果や診断内容をもとにした運動プログラムの提案が可能です。「コレステロールの数値を改善したい」「薬を飲んでいるが運動も並行したい」という方も安心してご相談ください。
ご入会・体験の初回は必ずスタッフがマシンの使い方から運動の組み立て方まで丁寧にご案内します。「ジムは初めて」「何から始めればいいかわからない」という方でも、安心してスタートできます。
体重・体組成の変化やトレーニングの進捗を「見える化」して管理します。数値の変化が目に見えることで、継続のモチベーションになります。
食事と生活習慣について
当ジムでは、食事については口頭でのアドバイスをお伝えしています(有料の食事指導プランはありません)。詳細な栄養管理については、かかりつけの医師や管理栄養士にご相談されることをおすすめします。
脂質異常症と食事の関係でよくお伝えしているポイントは以下のとおりです。
- 良質な脂質を選ぶ:青魚(サバ・イワシ・サーモン)に含まれるオメガ3脂肪酸は中性脂肪を下げる効果があります。バターや揚げ物などの飽和脂肪酸は控えめに
- 食物繊維を積極的に摂る:野菜・豆類・きのこ・海藻はコレステロールの腸管吸収を抑えます
- アルコールを控える:お酒は中性脂肪を急増させる大きな原因です。特に中性脂肪が高い方は要注意です
- 糖質の過剰摂取を避ける:糖質も余分なものは肝臓で中性脂肪に変換されます。白米・パン・甘い飲み物の摂りすぎに注意しましょう
- 禁煙:タバコはHDL(善玉)コレステロールを低下させ、血管を直接傷つけます
- 脂質異常症は、有酸素運動と筋力トレーニングの継続で改善が期待できます
- 特に中性脂肪には有酸素運動(週3〜5回・30分)が直接的に効果的です
- 筋力トレーニング(週2〜3回)で基礎代謝を上げ、HDL(善玉)コレステロールを増やすことも期待できます
- 食事では良質な脂質・食物繊維の摂取と、アルコール・飽和脂肪酸の制限が基本です
- 一人では続かないという方は、サポートのある環境を積極的に活用してください
「30分の運動で30年の健康を」——水口・甲賀市で、脂質の数値と向き合いながら続けられる運動習慣を一緒につくりましょう。
- 日本動脈硬化学会. 動脈硬化性疾患予防ガイドライン2022年版.
- Kodama S, et al. Effect of aerobic exercise training on serum levels of high-density lipoprotein cholesterol: a meta-analysis. Archives of Internal Medicine. 2007;167(10):999-1008.
- 厚生労働省「令和元年 国民健康・栄養調査報告」
- Mann S, et al. Differential effects of aerobic exercise, resistance training and combined exercise modalities on cholesterol and the lipid profile. European Journal of Preventive Cardiology. 2014.




